野菜の栽培では追肥というのは避けた方が良いらしいです。いきなり農業研究の続きです。追肥をすると根に濃い肥料がかかり、根がしびれてしまうからです。肥料は予め少し離れたところに埋めておいて、根が伸びて植物が自分が吸収したい分だけ吸収させるのが良いとのこと。根は1日に10cmも伸びて、肥料を探しに行くんだそうです。そして、濃い肥料をぺロっと舐める。しょっぱい場合は少しだけ。腹が減っている場合はたくさんぺろぺろするとのこと。想像すると少し怖いですが、肥料は、人間で言えば、砂糖や塩みたいなもので、頭からかけられたら栄養にもなりはしません。そう考えると理にかなった説明に感じます。

 しかし、追肥できないとなると即効性がないです。それで、葉から栄養を吸収させるのが良いらしいです。これは更に薄くしないと植物によくない。人間の入浴剤のような感じでしょうか。濃すぎたら、漬物になってしまいます。これからの農業技術は葉からの生育調整技術が重要との解説でした。

 スーパーに並ぶ野菜は、だぶだぶの肥料を施して大きく立派に育てます。しかし、そのような植物は人間の肥満同様不健康で、病害虫が付きやすくなります。それを農薬で叩く。そうして、きれいで大きな野菜が採れます。狭いところでエサを食わせて、病気になるから薬を与える鶏(ブロイラー)と同じ理屈のようです。余談ですが、東南アジアの鶏肉は上記のような育て方をしていないのでとてもおいしいです。バリ島、ランカウイ、ベトナム、サムイ。どこのも美味しかった。というより、日本の鶏肉は薬臭くて食べにくいです。

 それで、葉に栄養及び害虫除けの溶剤を噴霧するわけですが、溶剤の作り方は、酢と焼酎と木酢を300倍に薄めて3日おきに噴霧するんだそうです。何となく焼酎が嘘くさいです。植物を擬人化しすぎて人間も好きなんだから植物も好きだろうみたいな、印象です。しかもネーミングが雑というか、いい加減というか。酢と焼酎でストチュー液。本に書いてある以上、信じてやるしかない。少なくとも害はなさそうです。

 ちなみに薄めるときの水はできれば水道水を避けて、アルカリイオン水にした方が良いらしいです。生け花もそうするだけで3倍は長持ちするそうです。水割りはミネラルウォーターでといった感じですか。

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