藤野の畑は、もともとは桑畑でした。藤野や上野原のあたりは養蚕業が盛んで生糸を生産しては横浜線で横浜に運びそこから海外に輸出をしていたのです。つい4~5年前まで畑の下には蚕を飼っていた小屋がありました。畑を貸して頂いている Sさん(義父のはとこ)は、養蚕業を営む家庭に嫁いで、はじめは蚕を触るのが苦手だったようですが、すぐになれて、緑色の透き通るような色の蚕は本当に綺麗だったとの話を聞かせてくれました。桑の葉を採っては蚕にやり、蚕の糞を畑にまく、そんな日々だったと懐かしそうに話されていました。

 その桑畑は2年前に拓いたときは葛(くず)が群生草刈りをしては燃す作業の繰り返すことになりました。刈った草で焚火を起こし、その焚火で焼くサツマイモは大変美味しかったです。

 その葛野原だったところは、雑草に栄養を持っていかれたのか作物の育ちが悪いのです。「堆肥が足りんな。昔は山から落ち葉をかき集めて堆肥を作ったもんだ」これが義父の見解ですが、山から落ち葉を持ってくるのも片手間農業ではなかなか難しいです。そこで緑肥を検討してみることにしました。

緑肥

栽培した植物の葉や茎を枯らしたり、腐れたりすることなく畑に直接鋤きこむことで肥料にするもの。

 マメ科の植物は根粒菌で窒素を空中から搔き集める。イネ科は根が奥まで伸びて水はけをよくする。ライムギは風防、キク科は除菌、輪作障害防止。ひまわりも緑肥らしい。なんて献身的な植物たちなんだ。とりあえずフェアリーベッチという緑肥になる種を買って撒いてみました。

<フェアリーベッチ>マメ科の植物。牧草や緑肥として栽培されます。休耕地などでは周りの雑草を押しのけて生育します。

元気があってよろしい。

フェアリーベッチ(引用しました)
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