農家は、農家にして農家にあらず。

農家ほど何でもできないと困る職業はないんじゃないかな。農産物の生産、経理、販路開拓、そして建設スキル。ビニールハウスは自分で建てるのが普通、らしくて、私たちも普通の農家を目指して自分で建てようとあたふた。

折よく、お隣の大農家の中山ファームさんが物置用のハウスを建てているので、Ryokoは今週は毎日のようにお邪魔して勉強。

あのね風でぶれるから止めた後ビスで止めるんだって。ビスって?そういうと思ったから写真に撮ってクタのよ。

中山さんは私とおんなじ大学出身で、でも同じなのはそれだけで、私たちのようなへっぽこではないんです。圃場には雑草はありません。最新鋭の給水システム。いつもお邪魔しては技術指導を頂いてます。

というわけで、教わってきたRyokoに聞きながらやります。まずね、寸法はキチンと!そうなんです。畑にきっちりと長方形を描くのはたいへんなんです。ピタゴラスの定理を使って直角を出したりするのですが、ぶれる。そこで最初の写真、レーザー墨出し機を使うんです。この機械は四方に水平線と垂直線をレーザーで投射してくれるのです。それを頼りに木の杭を打ち込み、水糸を張るんです。レーザーは夜になると見やすくなります。夕暮れを待ちます。風が強くなり、雪が混じってきました。寒い中の作業です。

ちょっと休憩しよう。熱いお茶を呑みます。Ryokoが説明書を読みます。あれ、bunbun 、5.4mって書いてあるけど、5mでやってなかった?ウゲー間違えた!やりなおしです。寒くて鼻水が出ます。水糸を張るのに鼻水が出る。韻も踏んでません。

長方形が何とかできて次は水平線を杭に書き込みます。ウゲー、この杭は水平線が映らないと思ったら地面の中にレーザーが、、、。地面が斜めでレーザーが地面に。何をやっても、どこまでもへっぽこです。

ようやく墨出しができて、直売所に戻り片付けをしていたら、レーザーの受光機が無い!やっちまったか!Ryokoは畑に戻り、見つけ上げました!畑で物を落とすと9割は見つかりません。それを暗い中見つけ出すのは神業に等しいのです。こういう火事場のバカ力はRyokoの恐ろしい能力の1つ。

しかし、1歩前進2歩後退のへっぽこぶりで、かっこよく仕事を進める中山さんとは好対照です。いつかあんな感じでできたら良いね。中山さんは建築学部だろうよ、いいえ、電気通信学部だそうです。ま、いいや、とりあえず目指せ普通の農家。

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