小さい農業で稼ぐコツ 加工・直売・家族農業で 30a 1200万円 (農文協) 1840円

 これから読むので内容は不明です。30aで小さいとなると4aの現状は更に1/7で極小で1200万円÷7=170万円。うーん、そんなもんなのか。170万円なら文句は言えない。しかし、4aでも持て余しているのに、7倍の面積があっても困る。毎月切れ目なく野菜セットを販売しているらしい。野菜ができなかったらどうすんだろう。ビジネスは約束だからごめんなさいでは済まないしなー。ホテルマンから脱サラして農家になったらしい。また、読んだら、感想を書きますね。(2020.4.16)

2章まで読みました。とても興味深い内容です。筆者の西田さんは、石川県で野菜を栽培し、セット、加工して売っている農家さんです。ご本人は、「百姓」と呼ばれたいとお考えのようです。オーストラリアの有機栽培の農家がヘリコプターで有機肥料を散布する様子を見て、「とても規模では太刀打ちできない」と知り、一方で、オーストラリアの農業と日本の農業を比較した時に、市内へのアクセスとロジスティクスが日本の方が優れていることに気づき、今の農業スタイルを志向したとのことです。オーストラリアでは、市内まで片道3時間で兼業農家というスタイル自体あり得ないそうです。

 どの時期にも野菜セットを提供する必要がありますから、どの時期にも野菜を収穫しないといけないので、欠株(生えてこない所)には補欠の株をハウス内で用意する、同じ畝で多品目の野菜を栽培するなど、独自のノウハウを生み出しています。ちなみに12百万円は粗利で利益は600万円で給与は含まれていないので、本人と奥さんの半日の稼働を1.5人として、1人当たり年収400万円。厳しいなと思いました。誠実な農家には、もう少し利益が出せる環境が必要だと思います。貿易の自由化で、先のオーストラリアの農家とも張り合う必要があるとすると、状況は厳しいと言わざるを得ませんが、国防の意味で食糧の自給率は上げないと国際政治の緊張の中では、いきなり兵糧攻めに遭うリスクもあり、大規模農家のみならず小規模な農家も国策として守る必要を改めて感じるところです。

 そのためには、農業あるいは作物に対する消費者の理解が必要で、ここでいう理解は同情という意味ではなく、良い健康な作物とは何なのかという本質に対する理解、それが必要と感じます。農薬で効率的に作られた形の良い1本100円の大根にはどこかに無理があると思うのです。それでもそれを買ってしまう。市場原理の難しいところです。(2020.4.18)

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