ウクライナの国旗の黄色は小麦の色。青は青空。美しい国旗だ。

ロシアとウクライナで小麦は世界生産の3割を占める。黒海経由での小麦の海運にロシアがノーと言ったと小麦が暴騰し、チャートが窓を空けて跳ね上がり、10日ほどして実はそんなことないとプーチンが表明して今度は暴落。結局元の水準に落ち着いたけれども極めて胡散臭い。

暴騰のタイミングは週末で誰も売買できず、月曜日の朝に跳ね上がっている。いつもこういう類は週末またはその直前に起こる。小麦の輸出先はアフリカが多いと聞く。穀物価格の暴騰は食に直結するので死活問題、生きるか死ぬかの問題だ。

核兵器の使用を匂わせるロシア、敗勢の中にあって、その緊張は高まる。戦術であろうが戦略であろうが使われれば報復をしなければ結局核は使ったもん勝ちになってしまうので、強烈な報復をしなければならない。エスカレート必至の構図となるのだ。そう言った意味で、広島、長崎での惨事は日本に既に報復の余力が尽きていたからこそ、また、日本が核を所有していなかったからこそエスカレーションを免れた、それだけのことだ。比較して、敗勢の国家の核使用は、実は最もタチが悪いことになる。報復する勝勢の国家には十分な余力と大義が備わる。簡単にエスカレートするのだ。世界は極めて危険な状況に置かれている。

その時黄色の小麦は赤く燃え尽き、日本人の想像する小麦色よりもう少し黒くなる。黒く汚れた小麦は食べれない。価格は暴騰し、今回のようにあらかじめ小麦を買っている奴がしこたま稼ぐことになる。どこに正義があるのか。わからない。

でもとりあえず小麦の値段が下がったら買っておこうかな。暴騰を望むわけではないけれど、上がってしまうパンを買えるだけの備えという意味で。

嫌な世の中だ。今回のプーチンの小麦の価格操作は本格的な暴騰前の地ならしのようにすら感じる。本当に嫌な世界。資本主義社会で生き抜くにはこの嫌らしさと付き合うしかないんだろうな。

もし、ロシアが核を使用するならおそらく金曜日の夜か土曜日で市場の身動きが取れない時だと思う。本当に嫌なことだ。

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