


まず最初のチャートは、ドル円の30分チャート。日銀が異次元の緩和を継続すると発表して、円が一気に売られて146円手前にまでなった瞬間、財務省が為替介入を実施、一気に円高に振れて、円は140円まで円高に振れた。一方で、昨夜の米国FOMCでは0.75の利上げが決まり、株価がどう下がろうともインフレを退治するとの談話と中期的な利上げ見通しも発表されて、リーマンショック、ドットコムバブルの崩壊以上の逆イールドになっちまった。逆イールドとは通常長期の金利の方が、その間何があるかわからないので高いのが当たり前なのだが、逆に短期の方が金利が高い、つまり目先の経済の方が危険だと市場がメッセージを出しているということだ。文字通り危険だ。
改めて、ドル円のチャートを見ると、青く下がっている部分が口先介入も含めて、何回かあり、もしそれがなかったら、ドル円は既に150円を超えている。恐ろしいことに、為替介入の直後にもどんどん売られて、直近のチャートは窓開け、ジャンプアップまでしている。誰も円を継続的には守ることはできない。為替介入って、要は日銀が保有しているドルを売って売って売り浴びせること、外貨準備こそが国力とすれば、国の体力を削って円安を阻止しているということ。
日本も諸外国と同じく金利を上げれば済むことだが、それができない。まず、国の借金がデカすぎて金利を上げれば国は予算が立てられなくなる。利払がデカくなりすぎて。それから、日本の金融機関は短期の低レートの資金で資金を調達して長期で貸し付けてなんとか利鞘を抜いていたが、短期レートが上がれば一気にマイナス、貸し剥がしが始まり、低金利でかろうじて生きてきた中小の企業、借金は多いが成長を見込んでツッコミんできた会社は潰れる。日本の国は弱いので米国のように被害者が出てもインフレを退治するとまでは言えないしやれない。詰んでる。
日本の借金はGDP比率でベネズエラに次いで世界2位。先輩ベネズエラは通貨危機に陥り、デノミを実行、デノミってのはトイレットペーパー1っこ50万円とかになると紙幣が大変なのでこれからは100万円のことを1000円にしますということで、貯めてきた貯金はその瞬間に1000分の1のかちになっちまうことを指すんだけれど、そういうことになると給料をもらった瞬間に通貨をドルにかえに銀行に走るみたいなこと担って通貨はますます売られて、価値を失う悪循環にはまる。人々はそのような国で働いても収入、貯金が相対的に減耗するので国外に働き場を求めて流浪するのだ。私の給与水準も近いうちに、日本で働くより米国のスタバでバイトした方が収入が上という事態になる。
外貨準備だって果てしなくあるわけではない。今日が日本の地獄の一丁目にならなければ良いが。
さて、その次に起きることは、やはり円高になり、為替介入は当然一過性、割安になった日本の資産、不動産、会社は海外のファンドに買い漁られて、良いものは全部外国の資産になってしまう。年金や給与所得など物価と連動しない収入しか得られない人は相対的に貧乏になる。最低でも70歳まで働かないと老後は暮らせないというか、老後イコール現役なので、老後という言葉は死語になる。通勤電車は高齢者で溢れて毎日倒れる人が出てダイヤは乱れる。若く働き盛りの人は海外に職を求める。ここぐらいまでの未来予想は既にそこにある真実に近いと思う。 行き着く先がエクアドルでなければ良いが。


