安倍首相が退陣して、アベノミクスという言葉も懐かしくなったが、安倍首相の任期は長い目で見て、日本の凋落が加速した時代として歴史に名を残すかもしれない。デフレ脱却を目指し、魅力的な生産物を作るであるとか、安い海外製品に関税をかけるとかなら良かったが、過剰なマネーサプライで株価だけ上昇させたり、派遣労働という安定しない雇用形態を恒常化させたり、貧富差の拡大を構造化してしまった。将来日本はフィリピンのような国になるだろう。と思う。

日銀が国債を買って円を供給する、余った金は民間の設備投資には向かず、株の購入に向かう、その株を年金機構が買う。蛇が自分の尻尾をぐいぐい食べているようだ。腹は膨らむが、じきに限界を迎える。そのときに、日本に金を貸してくれる組織はあるのだろうか。国民が税金で埋めるしかあるまい。

悪貨は良貨を駆逐する グレシャムの法則は真理であり、国家破綻の始まりだろう。ネガティブなコメントで申し訳ないが、知恵ある日本人は現金を信じなくなる。土地を買い、ゴールドを買う。遅ればせながら、保護貿易が進み、基本的な生産手段を持つ農民の時代がやってくる。イギリスのEU離脱は綻びの象徴だ。戯言ではない。日本を牽引した加工貿易は今や死語だ。トヨタぐらいだろう。東芝は破綻して外資に買われ、シャープも消えた。日本のIPO数は極端に少ない。日本経済が良い状況であるわけがないのだ。現金が価値を持つうちに物に換えておけ。イギリスは等身大の自分を見極めEU離脱。日本にそんな高度な政治力があるとは思えない。行くとこまで行って破綻がバレないようにして、最後は逃げる。安倍首相そのものだ。

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