昔からマーケティングは嫌いでした。失敗した時の言い訳、話を通すための詭弁。それがマーケティングと認識していたからです。サラリーマン時代、経営企画部門にいることが多くてよくマーケティング調査をそういう目的で利用することが多かったのです。だからマーケティングはニアリーイコール嘘。そのように認識していました。

最近は、そのスキルが補助金の申請に生きると知って、あながち無益なスキルでもないな。と、知ることにはなりましたが、それも、話を通すための詭弁。の域を出ない部分でのことでした。

しかし、この半年、直売書でお客様と接して多くの気づきを得て、その気づきを構造化する意味でマーケティングの手法は極めて有用なんだなと逆説的ではありますが、理解に至ったところです。気づくのが遅い。

例えば顧客ピラミッドの概念です。顧客を層に分けて最終的には直売所のファンになって頂くことなわけですが、実に欧米的ですが、いわゆる常連客をファンに変えるために何が必要かと、教科書には、サプライズ が必要なわけで、人間はプロポーズにサプライズを用意するのと、それは同義で、そのことは一生の思い出となってその後色々喧嘩しても関係性が崩れません。しかし、初見のお客さんにサプライズをしてもそれは面妖なだけです。

今年、青野原保育園の先生方は何度もとうもろこしをご購入いただいて、いわゆる常連のお客様になって頂きました。そんなある日、子どもたちを散歩に直売所に連れてきますねと話をされて、。その瞬間。何かサプライズを用意しよう、戦略というわけはないのですが、直感したのです。とうもろこしを一本づつ丁寧に包装してプレゼントにしようか、何かお菓子を用意しようか、考えを巡らせましたが、結論は、トラクターを持ってきて乗せてあげよう!ということでした。みんなで記念写真を撮って、1人ずつ運転席に乗せて、楽しんでもらいました。人は本能的にマーケティングのスキルを持っているのです。昨日は催し物にお誘いいただいて、嬉しい楽しい交流が続いています。

今日、ふとインスタをみると お客様からお礼のメッセージが入っていました。大和ルージュという赤いとうもろこしで炊き込みご飯をハロウィーンに合わせて作るんだという話を直売所で聞いて、とても食べることを大事に、楽しんでおられるのですねと感動、感心の気持ちを伝えて、掘り立てで美味しいかわからないけれどと、売り物ではないさつまいもを試供品でお渡ししました。これも食を楽しむ様子に素直に感心したからです。何でもかんでもおまけするのは良くないことです。しかし、率直に感心、感動して、ついお渡ししました。その後、毎年、干し芋を作っている、硬くなった部分は犬が喜んで食べて、ドッグフードにも干し芋があるんだと貴重な情報を頂きました。これはマーケティングというより、コミュニケーションのアイショウニンの分類さですけれど、どちらもその瞬間では、手法や戦略を意識するわけではなくて、後から振り返ると、お客様との結びつきが、そういうプロセスで深まっていると確認、実感するのです。

6月から始まって直売所も夏野菜の終りで、次の日曜日の直売で終了します。培ったお客様との関係性を更に深く広くしていくためにも充分な振り返りと今後の展開を、マーケティングになぞって考えてみようかな。

 

おすすめの記事