
本日は木曜日です。ロッカーでの販売。交通量は極端に少なく、ちょっと前なら売り切れるか不安になるところですが、おそらく午前中には完売するだろうなと見通せるようになりました。
ロッカーを導入した時は全く売れず、商品が見えにくいのかな?と、少し前に置いて見やすくしてみたりさまざまに工夫しましたが、売れず。やっちまったかと不安に思ったところです。
しかし、日曜日の有人マルシェ販売を重ねていくうちに、ロッカーにも同じ品質の野菜が入っていると認知されて、ロッカーでの販売数は伸びてきました。ロッカーでの購入者のほぼ100%はリピーターで野菜の品質が良いことと辛抱強く日曜販売を続けてきた結果のことと思います。
そして何より品薄の時もトマトを提供し続けて頂いた吉見さんのおかげです。それにつきます。品物がなければ常連様も何も離れて行きますから。吉見さん的には直売所は利用するというより何とか支えているということで、常に他への配慮があって、サラリーマン時代を通じてこのような方は少なかったと思うところです。
9時に開店すると常連の方がマイカゴを持って車で乗りつけます。そして、国道を渡って近所のご婦人がご来店。30分から1時間くらい了孔社長と世間話をしていきます。ありがたいことです。入荷数の半分はこれで即売。
その後、いやー、今日は間に合ったと、これも常連の青年。トマトもそろそろ終わりますよね。次どうするんですか?もうじきサニーレタスとか入ります。それは楽しみです。
結局は対面販売っぽいのですが、店を自販機に任せてあけることができる 精神的な安心は大きいです。
端境期でボリュームや品目数も足りず、生産者を増やし、佐藤農園としても端境なく生産できるようにすることが今後の課題です。
組合員でない青野原在住のHさんが商品置いても良いよとおっしゃって頂き、来年に向けて組合加入の調整をすることになりそうで、とても嬉しいことです。何回も野菜を頂いていますがフクミミとか珍しい品種の野菜を作られていて有機栽培に徹していて、私たちにも栽培方法を丁寧にご指導していただいています。
直売所がうまく機能してその本来の目的として復活するにはあと数年は必要です。とりわけこの期間はお客様に安定と安心を通じて信頼を得ることが重要で、酔狂なことはしないのが大切と思います。地元の皆さんとの会話で、この直売所が過去になぜ閉鎖に至ったか、それも体験を通じて理解しました。直売所に足を運ぶ地元の方、畑や直売所の地主さんが、それも声に出して応援してくれます。
大変でしょう。いろんなお客さんがいるでしょう。困ったことがあったら相談してね。昔直売所でこんなことがあったのよ。地元でも変なこと言う人がいるかもしれないけど気にしないでね。
ありがたいことです。歩みはじめのよちよち歩きで、そうであればなお、軸をぶらすととんでもないことになります。浜辺のスイカ割りのようなものです。声に耳を傾けて、しかしそれを見境なく信じたら日光浴のおじさんの頭をカチ割ったりして。会社の事業立ち上げ機のことが思い出されます。
最初の頃は成果も見えず遠巻きにして様子見。しかし調子が出てくるとあれもこれもと言ってくる。そして成果が出ると、あれは俺がこう言ったから、それならまだしも俺がやったと涼しげに言う人もいたなー。会社って凄いところだった。
しかし、ここでは、うまくいかなかった経緯や、ご苦労された経緯から、皆さん全面的に応援していただける。これは本当にありがたいことで、発足にあたって細部の議論に際して吉見さんが佐藤農園に一任 と、言っていただいたとのことで、その分の責任は強く感じて、絶対に輝きを、それも本来の目的に完全に沿った形で実現したいです。
聞けば、直売所の地主のお父様が、キャンプ場と市民農園と、この直売所を地元青野原の発展のために創設したとのこと。その思いとバイタリティには心底敬服します。
地主様に示した今年の事業計画には 創始者の思いに忠実に直売所の復活を目指す と、記したところで、昔繁盛したとうもろこしでそれなりに繁盛して、来季はきゅうりの産地であったとのことで力を入れたいです。なぜ閉店に至ったか。二度同じエラーはしないように。
高齢化が進み、杖をつきながら畑の雑草を取る御婦人、もう耕運機は怖くて使えないという地主様から耕運機を預かり、昨日新しくお借りした畑も電気カートで散歩されて、その時だけ、私と一緒に、この辺りは建材が埋まっているから気をつけてと畑によろけながら入り、転びそうになったら私に捕まって下さいね、と。直売所も老朽化が進み一体全体どうしようかと困っていたところ佐藤さんにこんな風に活用してもらって本当にありがとうと、どの地主さんも自分の畑への思い、地域への思いをそのままに私たちにお話しされます。そのお気持ちに沿うことが、私たちの前に道が拓ける唯一の道だと。それを感じるところです。新規就農でまったく思うようにいかない身のうえながら、思いに報いていきたい。


