
本日は、直売所はお休みです。一方で、とうもろこしは収穫ピーク。恐ろしいことにとうもろこしの収穫適期は3日と言われていて、3日のうちに売り切らないといけません。直売所を開けるか?迷います。火木土日の営業を公示していて、ここで開店すると、お客様も混乱します。
まずは、アグリンズに出荷します。あれ?他にとうもろこし出している人がいないな。
ついで、宮ヶ瀬に出荷。店員さんが、とうもろこしが切れてて困ってたのよ。助かるわ。
直売所に戻ると、中山さんがケースを引き取りに直売所に来訪。佐藤さん、どうもとうもろこしシーズン終了ですね。アグリンズも、Aコープももう持ち込む農家いないみたいです。えっ、佐藤農園は売るほどあるよ!すごいじゃないですか。絶好のタイミングです。
待てよ、そういえば山中湖からの観光帰りのお客様が、山中湖では8月から収穫と言われて買えなかったと。一方、アグリンズ周辺の城山、津久井地区は販売完了。あっ、なるほど。青野原の標高がその間にあって、今が、青野原の単独生産地なんだ!Ryoko!
追加出荷でアグリンズと宮ヶ瀬に持っていこう!
Ryoko社長は動きません。今まで追加出荷の売れ残りで散々辛酸を舐めたわ。これは罠よ。えー、でもこの在庫どうするの?私に考えがあるわ。
在庫の品を梱包して、キャッシャーも車に積み、汗臭い服を着替えます。職域販売よ!職域販売!?
Ryoko 社長は青野原近辺の会社をすでにリストアップしていて、職域販売の目処をつけていたのです。
まず手始めにと、近くの建設会社に飛び込みます。あなたは車にいて。変なオヤジが来たら嫌でしょう。わー、ドキドキする。と、言いつつ、会社に飛び込んでいきます。凄い嫁さんだな。噂には聞いていたけど。
しばらくすると、20本買ってくれるって。と車に戻って来ます。直売所のことがずーっと気になっていて、通勤時間にはいつも閉まっているので寄れなかったんですって。す、凄い!一瞬で4千円。
乗ってきたわよ。段々怖く無くなってきた。次は、あそこの工事事務所よ。大手のゼネコンの建設費墓所です。しばらくすると、出てきて、1本買うって。馬鹿にしてるわ。農家を惨めな貧乏人と思ってるのよ。悔しいからタダで5本あげてきた。クソジジイ。2度とあんな会社使ってやんないから。大手ゼネコンを使う機会はそうないけど。そういうツッコミを入れられるような感じはなくて、社長は全身に気迫を漲らせています。
ちょっと、気分が悪いから、次キャンプ場行くわよ!キャンプ場には野菜すでに買って来るから無理じゃない?恐々意見を言いますが、違うわよ、キャンパーに売れるわけないじゃない。従業員に売るのよ。
青野原オートキャンプ場に行きます。ここのキャンプ場の皆さんはすでによく買って頂いてて、事務所を訪ねるとなんと地主様が店番されてて、ちょうどお願いしようと思ってたのよと、7本受注。
そして隣の野呂ロッジキャンプ場に。Bunsenはビビりながらついて行きます。オーナーの息子さんが出てきて、直売所の、あー、うちの従業員が美味しいって言ってました。ちょっと待ってね。すると奥から、常連の、Ryokoのおねーさんの同級生が、えっつ、ここにいたの?
そうこうするうちにオーナーがいらして、あのー八木沢ってご存知ですか?やぎさん?知ってるよ。彼、小学校からの同級生なんです。よく野呂ロッジのフェースブックあげてて、なんかイベントもやってるようで。へー、そんなこともあるのか。すごい繋がりだ。佐藤さんの畑、大きなイチョウの木のあるところでしょう?そうです。あのイチョウの木、うちの木なんだよ。きれいに畑してるなー。と見てたんだ。うわー。恥ずかしいです。とうもろこし全部買うよ。あ、ありがとうございます。ちょっと、8千人フォローワーがいるXに上げさせてもらっていい?ぜひよろしくお願いします。
Ryoko社長、瞬間で1万円の売り上げです。こ、これぞ社長!自ら頭からツッコミ、部下も怯む営業力です。
他に会社ないかな、と、山を下っていきます。ここまで離れると直売所のことわかんないか。城山で飯食って帰ろう。ついでにマックでコーヒーとアイスクリームを。ちょっと寝ていい?エアコンの中で睡魔に襲われたようです。ど、どうぞ。強烈な営業力を見せられて何も言うことはございません。
噂には聞いていたけれどすごい嫁をもらったもんだな。次はゴルフ場を回るんだそうです。


