レタスの定植可場所のアスパラの畑にマルチを張ります。暑い時用の白黒マルチ、135センチ幅です。マルチには規格があって95センチ、135センチ、150センチの幅で穴が何個開いているか、穴の間隔はどんなかで、3430というと、135センチ幅で4個穴でその間は30センチとなります。色もいろいろあって、黒が一般的ですが白黒、銀などがあります トマトなどには銀を使います。温度抑制と同時にアブラムシが嫌うというのがその理由でしかも水分を安定させるため150センチ幅を使ったりします。高価になります。

佐藤農園のマルチャーはどの幅にも対応できるのですが、幅を変えるのは結構面倒で、その度に夫婦喧嘩になるのでやりたくないです。

マルチャーがうまくいかない時は土の状態が悪いことが多くて、アスパラの畑は嫌な予感がします。

その後、さつまいもの育苗場での電気柵張りを中山さんとやります。発芽状況はまばらで難しい状況です。よく見ると何やら食われている。中山さんに会うといろいろ聞きたくなって質問をするとRyokoが中山さんは忙しいいんだからくだらないことを聞くな!と後で説教されるので思うように聞けない。

その後、助役さんの畑に発酵鶏糞を撒きトラクターを掛けます。とうもろこしの準備で4袋半散布しました。隣にある防草シートで覆われている畑の地主さんと会話。とても遠慮がちな方で、杖をつきながら畑に出られて、雑草をしゃがみ込んで取ったりしていて、シートを被せるのは本意じゃなくてっておっしゃる。張ったばかりだから、今年はこれでと思うけど。恐らく私たちにやって欲しいと思われているので、おかーさん、いつでもお声掛けください、今お借りしている隣の畑は幅が狭いので一緒にやれれば私たちも助かる。防草シートを敷いたばかりでもったいないから今年はこれで。そんな会話でお顔が明るくなって、すると、もう一つの畑は私たちがトラクターで入るのに都合の良い場所にあって、あそこ使えると便利でしょ、ネギを別の畑に移植するから使って。ありがとうございます。お子様の話やご出身が藤野で青野原に嫁いだ話など雑談します。畑作業が好きで自分の食べる分だけは作りたいと思ってやるのだけれど、雑草や獣害でもう流石に厳しいのよ。それで防草シートにしたのだけれどそれも辛くてね。いつまでもやってください。力仕事や、ちょっと耕運して欲しいとかあればお隣ですからやりますから。できるところだけやったら良いですよ。

どの人も農業に思い入れがあり、やりたいんです。農協さんも耕運サービスとか色々やってサポートしている。地域の皆さんはなんとか里山を昔のまま守っていきたいと思っています。

鶏糞を撒いていたら隣で農作業をしている方がいて、手を止めてご挨拶します。聞けば中山さんの地主さんでさっきのさつまいもの育苗の地主様。今度新しく藤野出身の人に貸すことになったんだけど知ってる人?こないだ1度だけお会いしましたが、その時だけで、ちょっとどういう方かは知らないんです。あっそうなの。トラクター奥さんがかけるの?そうなんです、私目が悪くて運転できないんで鶏糞まきです。ハハそうなんだ。トラクター高かったでしょう?軽トラくらいです。そんな会話から青野原の農業用水は飲み水だったこと、昔はみんな農業で生業を立てていたこと、青野原の農地の質は極上で、特に私が吉見さんに貸している土地は最高なんだ。吉見さんにも貸してるんですか?

ところで奥さんカッコいいね。颯爽とトラクター乗って。

日が傾き始め、真っ暗に日焼けした吉見さんがトラクターをかけるディーゼルエンジンの音、Ryoko のトラクターの音、青野原の農地に響きます。青野原の春の音はウグイスの鳴き声だけではないです。

青野原の皆さんとの会話には根底に流れる何かがあって、少しずつその何かが伝わってくるのです。

 

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