
関税をかけると言ったり緩和したりと慌ただしいですね。
WTO 世界貿易機関 も認めているように、自由貿易の進展は国際的な産業の分業が進むこととなり、それぞれの国は国内において、損なわれる産業に対しての対応が必要だと。
日本において損なわれる産業は農業でありました。国土の形状上大規模には限界があり、アメリカのコットンベルト、コーンベルトといった大陸を横断するような広大な農地は得にくいし、また、労働者も奴隷もしくは移民という事情もないので農業は競争力を持ちにくいですね。
優位性のあった自動車産業には、国内ではしこたま税金をかけてトヨタの会長曰く巨大課税産業とまで言われるほど、それを財源に、農家には補助金を充てる。しかしながら、補助が諸外国と比べても不十分で、減反政策で農産業自体を壊して、農家は離農、畑は放棄地に、そして、日本の農業は地域のコミュニティそのものであったから、地域コミュニティの崩壊、限界村落を生むにまで至った。
一言で言えば失政です♪
トランプの脅しに乗っかって、米の輸入を増やす既定路線は、上記の文脈がまだまだ続ことを意味するのでしょう。
青野原は神奈川県です。田舎といってもすごい田舎ではないです。それでも地域が時間と共に壊れていくのが実感されます。人々はできる範囲でコミュニティを守ろうとしていますが年齢には勝てない。
地主様のほとんどが自分でやりたいが高齢で耕作ができない、または、既に、青野原にはいない子供たちが相続した農地です。少しずつ信頼を得てくると、実はここの畑もやってくれないか?と当初のうちの確保が難しかったことが信じられないくらい耕作面積が広がっていきます。
簡単な解決策はありませんが、農地を地域の子供達が安心して受け継ぐことができること。そのためには、農業で生計が成り立つことが前提です。
聞く限りですが同じ神奈川でも三浦の地域は若い世代が農業を継いでいることが多いそうです。スイカ、大根といったブランドと大きく整備された農地と機械があって都心とも近く、子供達が農業を継承しやすいのだそうです。
私たちは、可能性を信じて就農しました。失政は失政ですが部分最適は必ずあります。それは地域それぞれのポテンシャルを見極めて開花させることです。まだまだ暗中模索ですが、道はあるはずです。
トランプ関税は、恐らくそのきっかけになるはずです。


