
昨年は育苗ハウスはパイプまでで育苗に使えなかったです。全く安定しなかった。とうもろこしは4割は育苗に失敗しました。それでも直売所の中で何とか育苗できました。
一昨年は直売所もなくて、ビニールトンネルで育苗しました。ネズミか、鳥か、苗を食べる何者かがいて、それでも踏ん張って育苗しました。
今年はハウスもあり、自動で窓が開き、夜間や低温時には温床が働きます。本当に助かります。
育苗の安定は生産の基盤で、収入の見通しに大きく貢献します。
当然のことですが、育苗には時間が必要で、長いのは2月弱の期間がかかったりします。
佐藤農園は成長の途上、作付け面積を地主さんなどと調整して拡大していかないといけません。
問題は、そのタイムラグです。地主様が使って良いよとおっしゃって頂いて、土づくりに入って、さー、と思っても苗がなければ身動きできません。
例えば夏野菜は、GWに定植するのが一般的で苗の準備を逆算すると、今がギリギリでこれより遅いと苗は苗屋さんから買うよりないです。
すでに地主さんと内諾していて、今そこを使っている農家さんは畑をきれいにして2月中に返還するとの約束を地主さんとしているらしいのですが、今もなおその畑は荒れ放題なのです。様々な事情があるだろうから、斟酌すべきなのでしょうけれども、真冬に1月ずれるのと春にズレるのでは全く事情が異なります。
その約束を守って頂けない農家さんは、私たちとほぼ同時期に青野原に来て、私たちが地主様とおおよそ約束していた農地を数ヶ所、自分の耕作地にしてしまったのです。地主さんとの関係性で仕方のないことですが、その後が良くありません、この2年間、ほぼほぼ管理せず荒れ放題、地元では私たちが管理している農地と誤解される事情もあって、一体どうなのよ。と、内心穏やかではないのです。
大型の農機を通すのでどうしてもこの農地を貸してくれって、本当に泣かれたんだよ。今思えば佐藤さんに貸すんだった、荒れ放題で俺が近隣の人に怒られているんだよ。漸く返してくれることになったから、改めてよろしく頼むな。俺もいつまでできるかわからないし。
この地主様とはこの2年間、畑が隣のところがあり、玉ねぎの追肥を教わったり、柿の木の剪定のアドバイスを頂いたり、ご自身の毎日の農業日誌を見させて頂いたこともありました。
佐藤農園は始めた頃、2反程度でした。1つ5畝に届かない、細かったり、離れていたり、心細い船出でした。その後、地域の人は本当によく観察しています。私たちの様子を見て、うちの畑使ってくれないかとお声を掛けて頂くようになりました。
先祖からの大事な農地です。貸す方も慎重になるのが当然です。借りる立場の者にも、その自覚が求められます。
そう思うと、最初に、どこの馬の骨かもわからない私たちに、吉見さんは、佐藤さんは大丈夫だからと、地主さんに説明して頂いたんだろうなと、推察するのです。感謝しかありません。
雑な扱いをした農家さんにも、いろいろ事情があるのでしょうから、焦らずにやっていきましょう。


