アスパラガスの畑です。ビニールマルチを外して、ぼかし肥料を撒き、春の出芽に備えます。

ぼかし肥料って、ボケてて柔らかい印象ですね。化成肥料ってのは、化学っぽくて無機質な印象でしょう。正解!

ぼかし肥料は効くのに時間がかかります。米ぬかや菜種油カス、魚粉などの有機物を納豆菌や酵母菌、乳酸菌、その他発酵に貢献する菌で発酵させたものです。それを撒くと土中の微生物が大喜びして食べまくり。その微生物は糞をするし、さらにミミズ君が大喜びして微生物を食べて糞をします。そうして初めて、植物に吸収されるんです。時間はかかりますが、生物の喜びの連鎖で肥料になる。あるべき形と直感しますね。

一方、化成肥料は溶けて直接植物が吸収します。でもミミズが化成肥料を食べると糞詰まりになって死んじゃうそうです。微生物も濃度によって住めなくなる。だから有機物の発酵の連鎖が途絶えて、土地がどんどん固くなるんです。酵母菌とか発酵すると気体を出すでしょう、パンの発酵とおんなじです。それがないと土の中に気体がなくなるので固くなっちゃうんです。

だから耕さないといけない。

最近流行りの不耕起栽培は化成肥料を使わず有機物と細菌で発酵のプロセスをコントロールして栽培する方法で、きのこ栽培の菌床を撒いたりしてやってると耕す必要はないんだそうです。

とりあえずこの時期の施肥に化成肥料を使うと出来上がりのアスパラガスが固くなるので避けます。

栄養剤や点滴、プロテインみたいのが化成肥料、普通に食事して消化して栄養を摂るのがぼかし肥料。点滴が必要な時もあるけど、普通に食事で栄養を摂った方が良いよね。

職場のマネジメントも同じ。正しいからといっても化成肥料ばかり撒かれては、糞詰まりや、やけどをして、ミミズ、社員は逃げるし、病気になっちまう。ガッチガチの固い職場では根も伸びない。マネジメントの当人は俺は間違ってない、成長には窒素とリンとカリが必要なんだ、と、反省しないからタチが悪い。農業は勉強になるなー。

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