大学でお世話になった西川先生の好きな言葉で、自然とbunsen も意識するようになりました。強い将棋指しも大局をみて着手は一手。と同じように言います。

サラリーマン時代では、大枠を言うのはとても簡単で理想理念目標こういうのを掲げる、それだけでおまんま食っている奴が意外と多くて、それを一手一手やってくのは課題に直面することも多く、たいへん。この言葉の持つ重要な側面で一言で言えば、偉そうなことばっか言ってないでやってみろよ。大変だから。

サラリーマンも経営層に近づくとグローバルなことばかりでローカル無視。Bunsenははっきり言うタイプなので遠くから見ると偉そうなことばかり言うと、思われがちだが、近い上司からは、細かいところまでやりすぎだ。と注意されたりもした。アクトローカルに執着するタイプでした。

農業の世界を垣間見ると、気の毒なのは、農協さんです。政治の世界の思いつきの実行部隊にされて、こんなことまで農協さんってやるんだと、気の毒になります。その様子を見ると性分上応援したくなります。

一方で、シンクグローバルのまんま突っ込んじゃうタイプの人も多くて、やっちゃえ派のBunsenをしても思わずのけぞる場合も少なくありません。極端な話、農業は大事、だからやる。みたいな感じです。経験も技術もあって、両親からの設備もあって、それでもうまく行かないからたいへんなのに、こういう動機で、それだけで突っ込んじゃうと、当然だけど厳しい。

えてして、そのような人は、これも不思議と他の冷静な話に耳が貸せず、周囲を困惑させてしまいます。就農を促す役所の立場からすれば、そのふるい方法は難しく、結果、無駄な税金投入になったりします。要するに、就農支援もすぐ離農、というパターンです。

Bunsenは、サラリーマンを辞めてRyoko を支える形で歩みを進めて来ました。充分に注意深くやっても局面局面ではままよ という状況もあって、今もなお不安定のダッチロール状態。Ryokoとは、サラリーマン時代の蓄積を経て、それでもここまで厳しいのに、普通、若い新規就農は、それは無理よ。吉見さん、中山さんは1000人に1人の奇跡だわ。

世間では農家支援の話が盛んだけれど、このまんま支援をしても定着までは非常に遠い道のりで相当な税金の無駄使いが必要に思われます。法人化の議論も、この過酷な仕事でサラリーマンのように働くのは、肉体的にも精神的にも困難と思われます。勢い外国人の不法就労のような話になります。

では、どうしたら良いか。一つは、世襲を促す家族農家の育成です。

農家でうまく行っている場合、多くは家族農家です。労働力の柔軟な提供これはとっても農業向きです。おじいちゃん、おばーちゃん、嫁、息子、婿。これで回すような農家を育てることです。世襲されれば本来の日本の農家の枠組みに戻ります。

もう一つは、退職再雇用からの農業。サラリーマンの世界では退職再雇用で給与も職位も奪われて、勤労意欲0のゾンビみたいなサラリーマンが増大中で、こういう人は、安定を求めるので、何らかの安定条件を準備して就農を促す。一応の社会常識も貯金も身につけているので、極端なことにはならないし、年齢が来たら次の世代に譲渡する枠組みもあれば、安定します。

自分に身近なところの話で、これは検討の余地が充分にあると思うのです。シンクグローバルですが。企業は農地を抱え、高齢社員に自由に使える農地と機械と、少しの退職金の割り増しを提供すれば、結果、会社にもメリットがあるかもしれませんね。

 

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